アロマHow-to
秋の風邪対策とアロマ|換気と加湿を無理なく習慣にする

秋が深まると、窓を閉めて過ごす時間が増えます。快適な反面、空気がよどみ、乾きやすくなる季節です。この記事では、換気と加湿という基本の対策に、アロマをどう組み合わせるかをまとめました。
秋から冬に感染が増えやすい理由
乾燥した空気では、鼻や喉の粘膜が乾き、防御のはたらきが弱まりやすいと考えられています。加えて、寒さで窓を閉め切ると空気がよどみ、気温差で体が冷えます。この3つ(乾燥・換気不足・冷え)が重なるのが、秋から冬にかけての特徴です。
厚生労働省は、寒い環境でも換気を行い、湿度40%以上を目安に保湿することを挙げています。また、換気の目安として二酸化炭素濃度1000ppm以下を維持することが示されています(寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント)。
はじめに:アロマは、感染を防ぐための道具ではありません。対策の中心は換気・加湿・手洗いです。香りは、その習慣を続けやすくするための補助として使います。
換気のしかた
- 機械換気がある場合は常時稼働… 24時間換気システムは止めない
- 窓を少し開けて常時換気… 室温が下がりすぎない範囲で。室温18℃以上がひとつの目安
- 2段階の換気… 使用していない部屋の窓を大きく開ける方法
- 1時間に数分、しっかり換気… 冷え込む日は短時間で切り替える
- CO2センサーがあると目安になる… 1000ppm以下を意識する
換気と加湿はセットです。空気を入れ替えながら、湿度を保つことを意識してください。
加湿と香りの関係で、やってはいけないこと
「加湿器に精油を入れれば香りも保湿も一度にできる」と考えたくなりますが、これはおすすめできません。加湿器のタンクや内部の樹脂が精油で劣化し、故障の原因になります。機種によっては説明書で禁止されています。
加湿と香りは、別々の道具で行うのが基本です。くわしくは加湿器に精油を入れてもいい?|壊さないために知っておきたい違いで解説しています。
部屋の香りの作り方
| 項目 | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 精油の合計 | 3〜6滴 | 6〜10畳の場合。刺激の強い精油は少なめに |
| 稼働時間 | 30〜45分 | つけっぱなしにしない |
| タイミング | 帰宅直後・就寝前 | 換気のあとに香らせると印象が整う |
| 換気との併用 | 1〜2時間ごと | 香りがこもらないように |
すっきりした香りを選ぶなら、ユーカリ(ラジアータ)精油、ニアウリ精油、ティートリー精油が向いています。やわらかく整えたい日はラベンダー精油を。道具の選び方はアロマディフューザーの選び方と使い方|超音波式・加熱式・スティックの違いが参考になります。
手洗い・うがいと香りを結びつける
手洗いやうがいは、続けることに意味があります。香りを「合図」として結びつけると、習慣にしやすくなります。
- 帰宅したら、まず換気。そのあとに香りを短時間だけ
- 手洗いのあとにハンドクリームへ精油を1滴(必ず薄めて)
- うがいのあとに、マグカップの湯気を1〜2分だけ香らせる
香りは、行動のきっかけとして使いやすい道具です。
使ってはいけない人・場面
- 乳幼児のいる部屋では、刺激の強い精油(ペパーミント、ユーカリなど)を控える
- 妊娠中の方は、使用前に医師に相談する
- ペットのいる部屋では、使用を控えるか、よく換気する
- 呼吸器や皮膚に持病のある方は、事前に医師に相談する
- 香りが合わないと感じたら、すぐに中止して換気する
使用前の確認項目はアロマの安全チェックリスト|使う前に確認したい10項目、希釈の考え方は精油の希釈と安全な使い方|はじめてのアロマの基本ルールにまとめています。
よくある質問
Q1. アロマで風邪を防げますか。
A1. 香りで感染を防ぐことはできません。対策の中心は換気・加湿・手洗いです。アロマは、その習慣を続きやすくするための補助です。
Q2. 換気すると寒いのですが、どうすればいいですか。
A2. 室温が下がりすぎない範囲で、窓を少し開けたままにする方法があります。厚生労働省は室温18℃以上を目安として示しています。
Q3. 湿度はどのくらいがいいですか。
A3. 40%以上がひとつの目安とされています。加湿しすぎも結露やカビの原因になるため、40〜60%程度を意識してください。
Q4. 香りが強すぎるときはどうすればいいですか。
A4. すぐに換気し、滴数を減らしてください。香りは薄めから始めるのが基本です。


