アロマストーリー
フローラルウォーターとは|蒸留の副産物として生まれる香り

フローラルウォーターは、精油を作る蒸留の過程で同時に生まれる液体です。精油ほど知られていませんが、香りの選択肢を広げてくれる存在です。
どこで生まれるのか
植物に水蒸気を当てて加熱すると、香り成分を含んだ蒸気が出ます。これを冷やして液体に戻すと、油と水に分かれます。上に浮いた油が精油、下に残った水がフローラルウォーターです。ハイドロゾルとも呼ばれます。
| 項目 | 精油 | フローラルウォーター |
|---|---|---|
| 香りの強さ | 強い | 穏やか |
| 使う量 | 数滴 | そのまま使える |
| 肌への使用 | 薄めて使う | 比較的そのまま使いやすい |
| 保管 | 比較的安定 | 傷みやすい |

香りの特徴
- 精油より軽く、みずみずしい印象になる
- 同じ植物でも、精油とは香りの表情が異なる
- 成分を濃縮していないため、香りは長く続かない
- 植物によっては精油より扱いやすい香りになるものもある
使い方の場面
- 化粧水として … 洗顔後に、肌になじませる
- クレイパックの水分として … 練るときの水の代わりに使う
- ルームミストのベースとして … 精製水の代わりに使うと香りがやわらぐ
- アイロンの霧吹きに … 衣類に軽い香りを移す

保管と注意
- 傷みやすいため、開封後は冷暗所で保管し、早めに使い切る
- においが変わった、濁りが出たと感じたら使用を中止する
- 遮光ビンに入ったものを選ぶ
- 肌に異常があるときは使用を控える
- 精油を加える場合は、薄める前提で扱う
- 3歳未満のお子様には精油を加えて使わない
- 妊娠中、通院中の方は使用前に医師に相談する
よくある質問
Q1. 精油を薄めたものと同じですか。
A1. 異なります。精油は油として分離した成分で、フローラルウォーターは蒸留水に香り成分が溶けたものです。
Q2. 化粧水として毎日使えますか。
A2. 多くの製品はそのまま使える設計ですが、肌に合わないこともあります。少量で試してから使ってください。
Q3. 香りがすぐ消えます。
A3. 濃縮していないため持続は短いのが性質です。長く香らせたい場合は、精油を少量加えて使います。

