はじめてのアロマ
精油は飲める?|はじめての人が知っておきたい使い方の範囲
アロマを始めたばかりのころ、「このオイルは飲めますか」という疑問を持つ方は少なくありません。結論から言うと、一般にアロマとして販売されている精油は、飲むことを前提にしていません。この記事では、その理由と、精油の正しい使い方の範囲を整理します。
精油の基本的な使い方は3つ
精油は次の3つの方法で使うのが基本です。いずれも、口から体内に取り入れる方法ではありません。
| 方法 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 芳香浴 | 香りを空間に広げて楽しむ | ディフューザー、アロマストーン |
| 沐浴 | 入浴時に香りを楽しむ | バスソルトに混ぜて湯船へ |
| 塗布 | 植物油で薄めて肌になじませる | ボディオイル、ハンドクリーム |
この3つが、一般に家庭で行われるアロマの使い方です。飲用はこの範囲に含まれません。
飲用がすすめられない理由
精油は植物の香り成分を濃縮した液体です。たとえばラベンダーの花から精油を1滴採るには、花が数十輪必要になることがあります。つまり、植物そのものを食べるのとは濃度がまったく違うということです。
- 濃度が高く、口やのど、胃腸への刺激が強い
- 家庭で正確な量を量る方法がない
- 体調や服用中の薬との関係を自分で判断できない
- 海外の一部商品には食品として扱われるものもあるが、日本の店頭で売られるアロマ用精油は一般に雑貨・化粧品の扱い
同じ植物でも、ハーブティーと精油では安全性の前提が異なります。ハーブとして食べられる植物でも、精油の形では同じようには扱えません。
表示からわかること
容器のラベルには、用途に関する記載があります。購入時は次の点を確認してください。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 「芳香用」「アロマ用」 | 香りを楽しむための製品。口に入れる用途は想定されていない |
| 「原液を肌につけない」 | 塗布の際は必ず薄める必要がある |
| 「乳幼児・ペットに注意」 | 使う場所と保管場所を分ける必要がある |
| 「食品添加物」などの記載 | 食品としての管理下で扱われた製品。アロマ用とは規格も保管も異なる |
ラベルの読み方の詳細は精油の表示の読み方で解説しています。
注意点
精油を口にしないでください。誤って飲んでしまった場合や、目に入った場合は、無理に吐かせず、すぐに水で洗い流し、医師または中毒について相談できる窓口に連絡してください。製品の容器を持参すると説明がスムーズです。妊娠中・授乳中の方、通院中の方、小さなお子さんのいる家庭では、手の届かない場所で保管してください。
- 「天然だから安全」という考え方は当てはまりません。天然のものでも高濃度では危険があります
- 香りを体内に取り入れたい場合は、ハーブティーなど食用として作られたものを選んでください
- 精油の容器は、飲み物の容器に詰め替えないでください
- レシピに「1滴」とあっても、それは芳香浴や塗布のための量です
よくある質問
Q1. 海外では飲用していると聞きました。
A1. 国や製品によって扱いが異なります。日本でアロマ用として販売されている精油は、飲むことを前提としていません。購入した製品の表示に従ってください。
Q2. 食品用と書いてあれば飲んでもいいですか。
A2. 食品として扱われる製品であっても、取り扱いには専門的な知識が必要です。家庭で自己判断して飲むことはおすすめできません。
Q3. うがいに使うのはどうですか。
A3. 精油は水に溶けず、粘膜への刺激もあります。うがいを目的とした使用も避けてください。